スマトラ沖地震・HBSスリランカ・津波被害緊急支援室
HBSスリランカ第二次支援活動レポート
気付かせていただいたこと
平成17年3月4日から9まで、私のようなものが勿体ないくらいの大変貴重なご奉公をさせて頂きました。
海岸沿いを移動中、被害を目の当たりにした後の現地の人も含め皆で上げた猛烈なお看経。きっと一生に何度も味わえるものではないと思います。
現地の方々に少しの文房具を渡した時、額を地面につけてまでお礼の気持ちを表してくれました。自分の物への粗末な扱い方と人に対しての敬意の貧しさを恥じました。そして、これだけの被害があった中でご信者様方で亡くなられた方が一人もいないというご利益に改めて御題目の偉大な御力を感得させて頂き、御弘通の大切さを痛感しました。
ご奉公のスケジュールは結構ハードな上、かなり気温は高く、体調を崩しがちでしたが、みんな元気におもいっきりご奉公させて頂けたのは日本でのご住職はじめお講師方、ご信者様方のお助行があったからとしか思えません。同行したご信者方も一緒に何日間か過ごさせてもらって準備の時からの心意気、思いの沢山詰まった気遣い、ご奉公の姿勢を学ばせて頂きました。
私は災害にあったことも、家族を失ったこともなく、苦労もしないでどれだけの人に守られ、育ってきたか。ご法様、素晴らしいご信者さんに囲まれながら育ってきました。お寺にもすぐお参りでき、御法門聴聞もすぐできます。今回のご奉公でそのことがどれだけありがたいことなのか気付かせて頂きました。そういう恵まれた環境で育ち、気付かせていただいた分、一人でも多くの方に御題目の尊さを伝える使命感と責任を感じ、これからのご奉公をさせていただきたいと思います。
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